温熱蕁麻疹とは?
温熱蕁麻疹とは、温かい飲み物や食べ物、暖房器具の熱などに体が触れることで起こる蕁麻疹で、特に冬場の暖房器具をよく使用する時期や、入浴などの時間に起こりやすい蕁麻疹です。
僕自身が経験した蕁麻疹でもあり、僕の場合は入浴したあとなんかによく出ます。
今はほぼ完治していますが、一時期は本当にひどくて、入浴したあとは体が真っ赤になっていました。
基本的に物理的な熱から遠ざけるのが症状悪化を防ぐことができるベターな方法なのですが、それだけでは根本的な解決にいたらないことがあります。
温熱蕁麻疹も長引くと慢性化しやすい蕁麻疹なので、長期間苦しめられる恐れもあります。
そうなった場合、体自身がもう物理的な熱と接触した時に温熱蕁麻疹になってしまうのが癖になってしまっていますから、体質レベルから改善していく必要があります。
対をなす寒冷蕁麻疹よりも、より日常生活に密着した形で起こる蕁麻疹なので、発症するシチュエーションも多く、苦しめられることが比較的多い蕁麻疹です。
まあ、コリン性蕁麻疹に比べると断然マシですけどね。
あれは汗をかきそうになった時以外でも、緊張した時とか過度なストレスを感じた時などにも自律神経の反射レベルで起こる病気ですから、まああれを経験している僕からしたらたいしたことではありませんでした。
コリン性蕁麻疹と温熱蕁麻疹は間違えられやすい病気ですが、厳密には全く違う皮膚疾患なので気をつけましょう。
参考までにコリン性蕁麻疹に関する記事はこちら!
コリン性蕁麻疹と温熱蕁麻疹はどこが違うの?
まずはコリン性蕁麻疹からですが、そもそもコリン性蕁麻疹の原因は、汗が出る汗腺部分にアセチルコリンが溜まるのが原因。
それがなかなか排出されずに溜まり続けて、何らかの形で炎症を起こし、汗をかきそうになったときや緊張して自律神経が乱れた時などに発症するのです。
温熱蕁麻疹とよく間違われるのは、おそらく暑いところや暖房器具の近くにいるときに発症するところのシチュエーションが似ているからでしょう。
でも厳密には全く違います。
確かに暑いところにいたり、熱に接触している環境で起こるというところは共通ですが、コリン性蕁麻疹の場合はそういった環境の中で『汗をかきそうになった時』に起こります。
でも温熱蕁麻疹の場合は、汗をかきそうになった時などお構いなしに、とにかく熱に触れた時点で発症します。ここがそもそも違うんです。
しかも、コリン性蕁麻疹の場合は緊張したときやびっくりした時など、自律神経が精神レベルで乱れた時などにも悪化しますが、温熱蕁麻疹の場合は緊張したときや過度のストレスがかかって自律神経が乱れた時などには発症しません。
温熱蕁麻疹は、完全に温熱に皮膚が触れた場合にのみ発症する皮膚疾患なのです。
色んな蕁麻疹のサイトがありますが、コリン性蕁麻疹を経験した僕からしてみれば、この辺の違いに気がついていないところが結構多かったので、情報を集める際には気をつけてください。
温熱蕁麻疹の対策方法は?
温熱蕁麻疹を個人レベルで対策していく方法は、以下のような方法が一番だと思います。
- 暖房機器を避ける。
- あまり暖房をキツくしすぎない。
- 冷え症にならないよう運動する。
- 夏場の冷房使用はなるべく避ける。
- 入浴後の保湿をしっかりする。
- ヒスタミンを含む食べ物は避ける。
これらが一番ベターな方法ですかね。個人でできるレベルはここくらいです。
冷え症や保湿って温熱蕁麻疹とどう関係があるのかわからない人も多いと思いますが、実は非常に密接した関係にあります。
体質が変わるレベルでこれらの方法は非常に重要なので、ぜひ取り入れられることをオススメします。なぜ、冷え症や保湿が温熱蕁麻疹と関係しているのかは、以下の記事をどうぞ。
また、ネット上で見つけたのですが、どうやら温熱蕁麻疹の専門サイトがあるようです。
日本で唯一といっていいくらい、かなり詳細に体験された内容の元で情報がありますので、かなり参考になると思います。
気になる方はブックマークしておくといいでしょう。
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