コリン性蕁麻疹とは?
コリン性蕁麻疹とは、汗をかきそうになったり、体が温まったり、緊張してきたりするなどして体そのものや、精神的に負荷がかかった時に起こる蕁麻疹です。
症状としては、蕁麻疹が出る前に全身がチクチク痛がゆくなり、それが全身を襲います。そして、蚊に刺されたような発疹が全身を襲い、かゆみが増していきます。
発症してから数十分で引きますが、発症するシチュエーションに出くわせば、いつでも起こるのがコリン性蕁麻疹の特徴です。
僕自身が、このコリン性蕁麻疹の経験者なのですが、マジで『ゆうこりん』とか行っている暇じゃないくらいキツいです。
本当に、『ゆうこりん』って言ってくる奴らをぶっ飛ばしたくなるくらい本当に辛い皮膚疾患で、危うく対人恐怖症になるところでした。
緊張するときでも発症するため、初めての人と会う時などはほとんどの確率で発症します。
その時に周りの目線が気になって、余計にストレスが溜まって悪化するという負のスパイラルに陥ってしまうのです。
コリン性蕁麻疹には、主に以下の種類に分けることができます。
大体この3種類に分かれます。
他のアレルギー疾患などと合併して起こるパターンもありますが、かなり少数なパターンなので、コリン性蕁麻疹患者の中でも多い割合のもので分けると、上記3つにおさまりました。
心因性コリン性蕁麻疹は、その名のとおり精神的な問題が原因で起こるコリン性蕁麻疹のこと。
ストレスが溜まっていき、自律神経が乱れて、それが何らかの形でアセチルコリンに影響し、炎症を起こして蕁麻疹を引き起こしてしまうのです。
また、ストレス以外で、感情が興奮した時も起こります。
感情が高ぶると、コリン性蕁麻疹の原因であるアセチルコリンが分泌され、それが一定量を超えて溜まった分が暴発すると、ぶわっとコリン性蕁麻疹が出ます。
ストレスを避けることは難しいですが、アロマテラピーや環境改善に取り組んで、少しでもストレスの負荷を軽減させることはできるはずです。
そういう感じで治療していくことをまずはオススメします。
減汗性コリン性蕁麻疹
減汗性コリン性蕁麻疹とは、その名のとおり、汗をかく量が減って汗腺に毒が溜まっていく状態が続き、それが炎症を起こしてコリン性蕁麻疹を発症させてしまいます。
汗をかけなくなると、どんどん汗腺部分にアセチルコリンが溜まっていきますから、許容量を超えると一気にじんましんが起こります。
コリン性蕁麻疹を治療するにはあとで解説する『汗をかく』という行為が有効なのですが、汗をかきにくくなっていると、その効果を十分に発揮するまでに結構な時間を要します。
汗をかいて汗腺にたまったアセチルコリンを排出するのが有効ですが、減汗性となると通常よりも治癒に時間がかかってしまいます。
特発性コリン性蕁麻疹。
特発性コリン性蕁麻疹とは、季節的には、汗腺が閉塞しやすい冬の時期に悪化しやすいのですが、実は完全に原因が解明されていないパターンのコリン性蕁麻疹なのです。
急に発症して、それが慢性化していくこともありますので、非常に厄介なパターン。ただ、これも基本的には汗をかくことで解決できますので、運動や半身浴、サウナなどをして汗をかくよう努めましょう。
コリン性蕁麻疹の治療については、以下の記事で詳しく解説しています。
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