蕁麻疹まとめ情報ブログ

あらゆる蕁麻疹疾患の治療法や原因などをまとめました。管理人の経験談も大公開。

水蕁麻疹とは?

非常に稀少な蕁麻疹で、僕自身が興味を持ったので取り上げさせていただきました。その名も、『水蕁麻疹(みずじんましん)』!!

 

 

聞くだけでゾッとしますが、そう、水が原因で疼痛が伴う蕁麻疹を発症する皮膚疾患で、世界でも100人程度しか発症者がいないという珍しい病気です。

 

 

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いや、珍しくて助かったとも言うべきでしょうか、こんな病気にかかってしまったら生活できませんよね・・・。

 

 

汗や涙を流す時にも発症するのですが、WHO(世界保健機関)の中ではアレルギー性皮膚炎としては登録されていないようで、『その他の蕁麻疹』に属するそうです。

 

 

とにかく水に対して過敏に反応する皮膚疾患で、水に関するものに触れると15分ほどの間に湿疹や紅斑がでて、その2時間後にヒリヒリするかゆみと痛みを伴います。

 

 

水蕁麻疹は水の温度と関係なく蕁麻疹が出るため、寒冷蕁麻疹や温熱蕁麻疹と間違われやすいですが、水蕁麻疹は水にのみ過剰反応を示すので全く違います。

 

 

水蕁麻疹にかかったらどうやって生活するの?

 

 

本当に不思議なのが、水蕁麻疹にかかったらどうやって生活するんだろうという疑問です。

 

 

お風呂とかも当然ダメで、下手するとアナフィラキシーショックで命に関わる危険がありますから入ることもかなり心配です。

 

 

水を飲むのも、飲んだあとにのどのあたりに浮腫ができて呼吸困難に陥る可能性もありますから、気安く飲めるわけでもありません。

 

 

患者の方は、水を飲むのではなく紅茶や牛乳、100%ジュースなどを飲んでいるそうです。ご飯などもドライフードだとか。

 

 

あとは外に出るときも水をはじくクリームを体に塗り、なんとか生活しているそうです。なんとも想像を絶する闘病生活というか、戦いですね・・・。

 

 

僕がかかった温熱蕁麻疹やコリン性蕁麻疹なんかと比べると比較にならないほどに辛いと思います。

 

 

発症メカニズムや原因、明確な治療法も解明されていないため、1日でも早い治療法の確立を目指すべきです。

 

 

それにしても世界中を探してもたったの100人未満って相当珍しい病気ですね。

 

 

僕も蕁麻疹について勉強を始めて初めて知りましたが、ここまで来るともう、蕁麻疹が起きたらなんでもアレルギーだとか言って病気が増えていきそうな気がしますね。難しい問題です・・・。