蕁麻疹とは?
蕁麻疹とは、簡単に言ってしまえば、薬や他の物理的もしくは心的なものが要因となって発疹がおこる皮膚の疾患のことです。
皮膚疾患の中でも、アトピーなどに次いでポピュラーな病気。
ほとんどの人が、人生に一度は経験するものです。
しかし、その発生する仕組みが未だに明らかとなっていない蕁麻疹も多く、それもあってか、皮膚科に行っても真面目に診断してくれるところがあまりありません。
発生機序が明らかになっていないことも多く、医者からしても診断するのがめちゃくちゃ面倒くさいんですよね。
実際に僕も皮膚科に行きましたが、「あ~これは蕁麻疹ですね~。」とか言われて、適当に抗ヒスタミン剤をもらったまま診察が終わって、そのまま帰らされてしまいました。
「マジで?」と思うかもしれませんが、これが一般的な蕁麻疹治療の現状です。もちろんその薬は全く効果がありませんでした。
本当に困っていて、治療したいのであれば、評判が良くて専門性の高いしっかりとした医者に診てもらうようにしましょう。
物理性蕁麻疹とは?
物理性蕁麻疹とは、なにか物理的なものが皮膚に接触して、それに皮膚が過敏に反応し、刺激を感じて発疹ができるというものです。
代表的な物理性蕁麻疹は、以下の通りです。
- 機械性蕁麻疹
- 寒冷蕁麻疹
- 温熱蕁麻疹
- 日光蕁麻疹
- 遅延性圧蕁麻疹
- 水蕁麻疹
- 振動蕁麻疹
中には、「なんじゃこりゃ?」と思うものもあるかもしれませんが、発症ケースの中で、蕁麻疹の原因となるものが現れたら、その都度『新しい蕁麻疹』として追加されていくようです。
それにしても、『水蕁麻疹』とかどうやって生きていくんですかね?(´;ω;`)
水で蕁麻疹とか、生活に支障が出るとかそういうレベルじゃない気がします。
僕個人が発症したのは、この中では日光蕁麻疹と温熱蕁麻疹です。
日光蕁麻疹は、中でも症状がしつこくて、一回皮膚にかゆみが出て、水膨れみたいにポツポツ出来始めたら、中々治らないんです。
症状がすぐに引くのが蕁麻疹の特徴ですが、たまに長引くケースもあり、僕の日光蕁麻疹はそのパターンだったので非常に辛かったです。
今ではだいぶよくなってきて、夏場に日焼け止めを塗ることで回避できています。
刺激誘発型蕁麻疹とは?
刺激誘発型蕁麻疹とは、特定の刺激もしくは負荷によって誘発する蕁麻疹のことです。先程の物理性じんましんも、この刺激誘発型に含まれています。
ただ、物理性蕁麻疹といってもいろいろありすぎなので、分けて解説させていただきました。刺激誘発型蕁麻疹は、主に以下となります。
この中で僕が経験したのは、先程の物理性蕁麻疹の一種である日光蕁麻疹と温熱蕁麻疹、そしてもう一つがコリン性蕁麻疹です。
このコリン性蕁麻疹が非常に辛く、書くと長くなるので割愛しますが、簡単に言ってしまうと心因性のもので、ストレスや汗腺にたまったアセチルコリンが炎症を起こすことで生じる蕁麻疹です。
汗をかきそうになると起こるのが、このコリン性蕁麻疹。
普通に歩いていたりするだけでも、疼痛と激しいかゆみと異常に多い発疹がおそうため、生活レベルに支障が出るくらいきつい蕁麻疹です。
ほかにも様々な刺激誘発型蕁麻疹がありますが、コリン性蕁麻疹はかなりキツイ部類に入ると思います。コリン性蕁麻疹に関しては以下の記事をどうぞ。
その他の蕁麻疹のタイプ
刺激誘発型と物理性蕁麻疹で、大体の蕁麻疹は網羅できるのですが、特殊というか、例外的な蕁麻疹もありますので紹介しておきます。
それがこちらです。
- 特発性蕁麻疹(急性蕁麻疹や慢性蕁麻疹)
- 血管性浮腫
あまりメジャーではありませんし、知られていてもいつ起こるかわからないものですから、知っている人は少ないと思います。
しかも、特発性蕁麻疹においては、原因が全く解明されていませんので、ここでは解説することができませんし、僕自身経験したこともありません。
しかし、こういうものもあるんだということは知っておいて損はないと思います。
以上で、蕁麻疹に関する概要を終わります。
ありがとうございました!